帰化申請を行政書士に依頼するメリット その2
帰化申請のサポートをプロに依頼するメリットとして、時間と労力の節約、許可率が上がるということを考えましたが、メリットはまだあります。それは精神的な負担が減るというものです。
帰化申請を考えている人のほとんどにとって、日本の役所に出す「許認可の申請」そのものが初めての挑戦になるでしょう。帰化申請も正式には帰化許可申請という名称で、法務大臣に対して行う申請となります。
例えば何か新しく事業を始めようとする場合の許認可申請では、普段の生活では絶対目にすることのないような書類がたくさん必要になりますが、普通の人が普段よく目にする役所の書類と言えば、住民票や戸籍謄本、印鑑証明くらいのものでしょう。その他の書類、例えば「登記されていないことの証明書」、市町村役場から出る「身分証明書」と言われて、「ああ、あれのことね」とすぐに思い浮かぶ人がどれほどいるでしょうか。※帰化申請ではこれらは必要ありませんが。
たとえ日本語に堪能であっても、日本人でさえどこで取得すればいいのか迷うような書類を何種類も自分で集めなくてはいけないというのは、とても精神的負担の大きいことでしょう。
結婚や就職など、帰化したい時期の目標があれば別ですが、緊急性が低いとついつい後回しになり、せっかく書類集めを始めても途中でわからないことがあるとつまづいてしまい、気が付いたら書類の使用期限が切れていた、そして最悪申請そのものをあきらめてしまうという事態にもなりかねません。
当事務所にご相談に見えるお客様の中にも、実は何年も前から帰化申請を考えていたが、どこから手を付けていいかわからなくてそのままになっていたという方がいらっしゃいます。
その点、行政書士にサポートを依頼し、ある程度の投資をしたからには、絶対この機会にやり遂げようというモチベーションが上がります。
さらに、行政書士はあなたと一緒に帰化許可という目標に向かうパートナーとなります。わからないことがあった時に気軽に質問できるのはもちろん、何をどんな順番で行えばいいか、申請や許可までのスケジュールを管理しながらその都度指示を出してくれる“コーチ”、あるいはマラソンにおける”ペースメーカー”のような存在になります。
帰化申請は準備から許可まで早くても1年近くかかります。途中で仕事が忙しくなったり、なんとなくモチベーションが下がってしまったりすることもあるでしょう。小さなハードルをいくつも乗り越えて、無事に許可というゴールにたどり着くまでに、プロの助けがあるのとないのとでは精神的な負担が大きく違います。
当事務所では、お客様の書類集めなどが遅れていればその都度”優しく催促”するなど、帰化許可というゴールまで、しっかりとサポートさせていただいています。