外国人配偶者の連れ子を呼び寄せる前に考えること

 

「本国で暮らす奥さんの連れ子呼び寄せるにはどうしたらいいか」という相談を受けることがあります。

 

外国籍の人と結婚したが、相手が再婚またはすでに未婚の時の子どもがいるという場合、その子を日本に呼び寄せるかどうかという問題が生じます。

 

子どもが小さいうちは特に母親の世話を必要とします。アジア圏では祖父母が子どもの世話をすることも珍しくはありませんが、子どものことを考えるとできるだけ早く母親と暮らせるようにしてあげることが望ましいでしょう。

 

では外国籍配偶者の連れ子はどんな在留資格で呼び寄せることになるのでしょうか。

 

どの在留資格が当てはまるかはそれぞれのケースで異なりますが、ここでは日本人と結婚した母親(配偶者ビザ)が前の夫との間の子どもを呼び寄せるというケースについて考えます。

 

このようなケースでは、定住者という在留資格で子どもを呼び寄せることになります。注意しなくてはならないのは、このようなケースで呼べる子どもは原則として未成年未婚であるということです。

 

子どもが大人になれば親元を離れて独り立ちすることができます。そうなれば母親の元に呼び寄せる必要はないはずだと判断され、呼び寄せは難しくなります。同じように未成年であっても結婚すれば「独り立ちした」と見なされます。

 

明確な基準はありませんが、一般的には18歳が目安になると言われています。国によっては18歳で成人として扱う国もあるからです。

 

ですから、子どもを呼び寄せる予定があるなら、できるだけ早く手続きを行う必要があります。

 

子どもの年齢が上がれば上がるほど難しくなるのは、ビザ(在留資格)の取得だけではありません。

 

例えば子どもが14歳で日本に来た場合、日本では例外なく中学2年または3年になります。日本語が全くできない場合、高校受験の準備をするには遅すぎます。その結果、高校に行けない、行ったとしても最悪、問題を抱えて卒業できないということも起こり得ます。

 

子どもが幼ければそれほど問題ありませんが、すでに10代の半ばであるような場合には、日本に来てからの教育をどうするかについて、子どもの適性なども見極めて考えておかなければなりません。

 

子どもが日本語を学ぶ意欲がある場合には、家庭教師を付けるなどしてサポートしてあげることで解決するでしょう。

 

場合によってはたとえ定住者として呼び寄せるのが難しくなっても、ある程度の教育を母国で終わらせてから日本に来るほうが良いこともあります。

 

母親の連れ子である「定住者」として呼ぶのが年齢的に難しければ、高校を卒業してから留学などで呼び寄せるという選択肢もあります。その後、専門学校大学を卒業すれば日本で働くことも可能になるからです。

 

このように、一言で子どもを呼び寄せるとはいってもそれぞれのケースでいろいろなやり方があります。

 

当事務所では、お客様の事情を詳しくお聞きして、どうすれば一番いい結果が得られるかについてもご提案いたします。外国にいる子どもを呼びたいと考えている人、あるいは申請して不許可だった人などもぜひお気軽にご相談ください。

 

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