国際結婚での問題

 

どんなに幸せそうに見える結婚でも時には問題を抱えます。
完璧な夫婦などいないのです。

 

国際結婚カップルは、結婚生活で生じる普通の問題だけでなく、国際結婚独特の問題にも直面しなければなりません。

 

ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝とその英国人の妻をモデルにしたNHK朝の連続テレビ小説では、ドラマとはいえ当時の国際結婚に対する風当たりの強さ、外国に嫁ぐという意味の重さが描かれていました。

 

外国人に対するかつてのような偏見は薄れてきた(と信じたい)ことに加え、交通や通信の発達によって世界が近くなった現代では、国際結婚も随分身近なものになってきたような気がします。

 

ただ、統計によると国際結婚の離婚率は日本人同士の離婚率よりはるかに高いようです。離婚の原因はさまざまですが、生まれ育った国の違う者同志の結婚には、やはり独特の難しさがあるようです。

 

以下のページでは国際結婚に伴う主な問題と、幸せな国際結婚生活のための秘訣についてまとめてみます。

 

目次

 

 

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国際結婚カップルのコミュニケーション

 

国際結婚におけるコミュニケーションの問題として最初に挙げられるのは言語の問題でしょう

 

外国人である配偶者がもともと日本に長く住んでいた、あるいはその逆に日本人配偶者が外国人配偶者の国に仕事や留学で長期滞在していた、などの場合にはそれほど大きな問題にはならないかも知れません。

 

でも、「外国で旅行中に出会った」「お見合いや紹介で出会った」という場合、結婚を決意する前にお互いのコミュニケーションをどのように図っていくか、そのためにどんな努力が必要になるかを真剣に考えなくてはなりません。

 

配偶者ビザを申請する際にも、どのようにコミュニケーションを図っているか、お互いの言語能力について必ず説明しなくてはなりません。全く日本語ができない外国人が日本で生活するのは、それだけでも大きなストレスになりますが、日本人配偶者が相手の母国語を理解できない場合、そのストレスは何倍にもなります。

 

※ここでは外国人配偶者が日本に住むことを前提にしていますが、日本人が外国に住むケースも同様です。

 

言語能力には個人差がありますが、一般的に女性の方が外国語の習得には意欲的だと言われています。それでもこの問題を解決するには、双方の努力が不可欠なことは言うまでもありません。

 

たとえ2人が最初から日本で暮らすことを希望しているとしても、外国人配偶者だけが日本語の勉強をするのではなく、日本人も配偶者の母国語を学ぶ努力をするなら夫婦の絆は強まるでしょう。

 

言語を学ぶことは相手の文化や背景を学ぶこと、つまり相手のことをより深く理解することにつながります。たとえ下手でもカタコトでも、自分の国の言葉を一生懸命学ぼうとする姿に心を動かされない人はいません。

 

夫婦でお互いに教え合えば無料で外国語が学べます。言語の違いをマイナスに捉えるのではなく、新しいことを学べるチャンスと捉えて、積極的にチャレンジしましょう。

お互いに配偶者の母国語を学び合うメリット

  • 相手や相手の文化に対する理解が深まる
  • 夫婦の絆が強まる

 

 

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文化・考え方の違いを乗り越えるには

 

一般的に似た文化背景を持つ者同士のほうが結婚生活に順応しやすいと言われています。

 

では全く違う国、文化で育ってきた人同志の結婚である国際結婚は最初からうまくいくのは難しいということでしょうか。

 

答えは、お互いの意識によって変わります。

 

鍵となるのは、「相手のことをどれほど理解しようと努めるか」です。

 

異性に惹かれるプロセスはとても複雑ですが、人間は「相手との共通点」「自分にないもの=自分との違い」の両方に魅力を感じるようです。

 

国籍や住む国や文化が違っていても、相手に対して好意を抱く過程でもやはり共通点を見つけることでしょう。でも国際結婚カップルの場合、その「違い」が新鮮で魅力的だと感じたという人が多いのではないでしょうか。

 

かつては日本人女性が欧米を旅行すると、欧米人男性が女性を優先する自然な振る舞いにうっとりしたものです。※この点では最近の日本人男性の努力も認めなければなりませんが。

 

日本人男性の中には、外国人女性のエキゾチックな外見や愛想の良さにクラっと来たという方も多いのではないでしょうか。

 

しかし実際に結婚してみると、そうした“魅力”は時とともに新鮮味が薄れ、生活習慣や文化の違いにイライラを感じることが多くなります。

 

“常識がない”と外国人配偶者について言う人がいます。

 

でも考えてみてください。

 

私たちが常識だと思っていることはあくまでも「日本の中での常識」であって、同じ行いも別の国では“非常識”になるかも知れません。

 

また別の人は「外国人だから分かり合えなくてもしょうがない」と諦めてしまっています。

 

でもせっかく出会って結婚したのに、理解し合えないままで暮らすなんて悲しすぎます。

 

日本に住むなら日本や日本の文化について知る努力は欠かせません。この点で日本人配偶者は日本の習慣について、ある行動がどうして他の日本人に不快感を与えてしまうのか親切に辛抱強く教えてあげる必要があります。

 

そして日本の文化や習慣を教えるためには、自分が相手の文化や習慣について理解していなければなりません。相手について理解すれば、どうして配偶者がそのような行動をとるのかを理解し、また日本の習慣の違いについても説明しやすくなるでしょう。

 

例えば、外国人配偶者の母国の経済事情によっては、親や兄弟だけでなく他の親族から経済援助を求められることがあります。そういうことがあると、「お金が目当てで結婚したのでは?」と配偶者の動機を疑ってしまう人がいるかも知れません。

 

家族・親族に対する責任の感じ方もまた文化によって異なります。かつての日本でも、都会で仕事に就く子どもが故郷の親に仕送りしたり、経済力のある親戚が子どもの教育資金を援助したりといった、家族・親族間での相互援助が当たり前のように行われていました。

 

こうした違いを理解した上で、誰にどのような援助をどこまですべきかについて夫婦でよく話し合うなら、「お金が目当てだった」と懐疑的になるよりもずっといいのではないでしょうか。

 

相手の国の文化を知るには、インターネットや書籍で情報を集めるという方法があります。でも、相手の国に対するネガティブな情報には気を付けましょう。目指すのは理解することであって、愚痴や悪口を言うことではありません。

 

コミュニケーションのところでも触れましたが、相手の母国語を学ぶことは理解を深めるとてもいい方法です。相手の母国に旅行に行き、相手の家族と過ごす機会を持ち、可能であればある程度の長期間滞在してみましょう。その際に言語ができれば楽しい経験ができますし、きっと配偶者についても多くのことを理解できるはずです。

 

幸せな国際結婚の秘訣

 

―お互いの文化を理解し、尊重し合うこと

 

 

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子育ての問題

 

国際結婚における子育てにも独特の問題が生じます。

 

まずは言語の問題です。

 

外国人と結婚した日本人配偶者の中には、家庭内で配偶者が母国の言葉を使うのを嫌がる人がいるようです。

 

外国人配偶者が日本の勉強をするために、自ら「日本語だけ」ルールを取り入れることもあるでしょう。中には並々ならぬ努力と才能で短期間に非常に高い日本語力を身に着ける方もおられます。そういう方が自ら進んで子どもとのコミュニケーション言語として日本語を選択することに意義はありません。

 

しかし、幼児期には母親と過ごす時間が多いため、母親の言語能力は子どもの言語面での発達や学習能力に影響します。母親の日本語能力が低い場合には、無理に日本語だけにするよりも、思い切って母親の母国語を教えるという選択肢もあります。

 

子どもにとって幼児期に複数の言語に接することにはさまざまなメリットがあります。英語の早期教育には熱心な人が多いですが、たとえ英語でなくても、幼児期に日本語以外の言語を習うと、日本語にない音を聞き分けることができるようになる、外国語を学ぶことに対する抵抗感がなくなる、視野が広がる、さらには脳が発達して頭が良くなるとの研究結果もあるようです。

 

また、母親の母語が少しでも理解できれば、母親の母国に遊びに行った時はもちろん、電話でもおじいちゃんやおばあちゃんとの交流も楽しめます。親以外の大人との交流もまた子どもの成長には欠かせないものなのです。

 

もちろん、子どもは日本語も身につけなくてはなりませんが、日本で生活している限り日本語は自然に身に付きます。

 

複数の言語を使ったら頭が混乱するのではないかと心配する人もいますが、それはそれほど大きな問題ではありません。確かに言語の習得が不十分な時期には2つの言語を混ぜて話したりすることもありますが、友達との会話や学校での日本語学習が進むにつれて自然に正されていきます。

 

子どもが多言語に触れることができるというのは、国際結婚ならではのメリットです。言語の違いを単なる障害と見てしまうのではなく、ぜひ積極的に活用してください。

子どもに配偶者の母国語を教えるメリット

  • 脳の発達が促される(学習面でのメリット)
  • 視野が広がる(異文化体験としてのメリット)
  • 配偶者の親族と交流できる(精神面でのメリット)

 

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